技術職で母親、
その両立が可能なことを
多くの後輩たちに示したい。

Q.入社理由を教えてください。

大学の時に環境科学の授業でライフサイクルアセスメントについて学んだことから、環境問題へ興味を持つようになりました。ライフサイクルアセスメントとは製品の製造から廃棄時までの環境負荷を評価する手法のことです。いかに便利で素晴らしい製品でも、製造時や廃棄時に自然を壊してしまっては良い製品とは言えないのだと、目からうろこでした。そして、大学で学んだ化学の知識を地球環境のために役立てたいという思いで就職活動を進めていたところ、日本リファインでリサイクルした溶剤は、新液よりも大幅に二酸化炭素排出抑制の効果があることを知り、技術力の高さに驚きました。業界をリード・牽引し、技術力と革新力を兼ね備えたこの会社なら、業界トップのノウハウを身に着けられると確信し、日本リファインを志望しました。

Q.これまでのキャリアと現在の仕事内容を
教えてください。

入社から4年間は輪之内工場品質管理課で入出荷時の分析業務を担当し、蒸留原料として使用できるか、規格を満たし出荷できるかの判定をしていました。その後2年間は大垣プロセス開発課に配属され、受け取った廃溶剤のサンプルを試験し、どの設備を用いどのような運転条件で蒸留を行うか・コストはいくらかかるかなど、実際の設備で生産するまでの流れを学びました。現在は大垣工場品質管理課で産休・育休を経て再びフルタイムで分析業務をしています。当社には法律で定められているよりも手厚い時短制度が用意されていて、子供が小学校就学前まで最大2時間の勤務時間の短縮が可能です。私の勤務する大垣工場は8時〜17時が定時となっていて、ちょうど保育園に預けやすい時間帯だったためフルタイムの勤務を希望しましたが、もちろん時短制度を利用されている方も大勢います。

Q.仕事の醍醐味・やりがい・面白さを
教えてください。

品質管理課とは、利益を生み出す部署ではありませんが、私たちがしっかりしていないと、お客様からのクレームや設備でのトラブルに繋がり、会社全体が揺らぐ可能性もあります。地味な業務ではありますが、会社の成長になくてはならない部署であり、やりがいと誇りを感じています。最近では新液のアップグレードや微量金属の除去など、より高度な分析技術が必要となる案件が増えており、入出荷の分析の際にも、ただ規格を満たしているかの検査だけではなく、通常入っていない不純物が入っていないか、今までのトレンドと比べ、逸脱がないかなど、求められている以上の品質を追求しています。

Q.現在、会社やご自身がどんなことに
挑戦していますか。

結婚から2年が経った頃、私はプロセス開発課に所属していました。この課では、1案件の試験に数日間が必要なため、急な子どもの病気に対応するなどの産後の子育てとの両立が難しいだろうと感じていました。そこで、1案件の分析が30分～1時間程度で複数案件を進める品質管理課への異動の希望を伝えました。当時の上司は、私にもう少し現在の部署で経験を積ませたいと考えてくれていたようなのですが、事情を話すとすぐに異動の手筈をつけてもらえ、無事に妊娠、出産、仕事復帰をすることができました。社員やその子供の未来のことまで含めて、地球環境への貢献にチャレンジしている会社だからこそ、私も仕事を続けながら、何不自由なく子育てができています。そんな会社の期待に応えられるように、超微量金属分析のスキルを習得すること、そして、技術職でも仕事と子育ての両立ができることをこれからも示していくことが私の挑戦だと思っています。

Q.入社志望の方へメッセージをお願いします。

私は化学系の学科の出身ですが、社内には生物や物理を専攻していた方や、文系出身の方もたくさんいます。どの学科の出身であれ、実際に就職してから覚えなくてはいけないことがほとんどで、やる気さえあればそれぞれの部門でのスペシャリストに成り得ると思います。スタート地点は違っても、探究心を持って学ぶ意欲の強い方はどんどん知識と技術を蓄積していける環境です。そんなスペシャリスト候補生たちと、お互いに良い影響を与え合いながら、共に成長していければと、思っています。

ある一日のスケジュール